2011年10月7日金曜日

夢遊の人々

ロマン的なるもの研究会(2010年4月24日)で、ヘルマン・ブロッホの『夢遊の人々』について発表した際のレジュメを掲載します。ブロッホのこの作品は、かつて夢中になって読んだ本なのです。この読書会は、メンバーが自由に課題図書を決めて発表する形式です。私はおもに、ドイツ文学の気になる作品を取り上げています。2007年はメーテルリンク『死後の生存』―ドイツじゃないけど―、2009年にはトーマス・マン『ブッデンブローク家』について発表しました。


文庫本で上下二巻にもなる長大な作品なので、内容を把握するだけでもけっこう手間がかかりました。一度じっくり読んだつもりが、改めて読むとさっぱりわからない箇所があったり。今回は全体のながれと、幾つかのキーワードごとに、この小説のポイントになる部分をまとめたり、人物相関図を作ってみたりしました。特に時間をかけてがんばったのが、第三部の人物相関図です。本当はもう少し内容に踏み込んだ発表ができたらいいのですが、それは次の課題として考えておきたいと思いました。

夢遊の人々レジュメ

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