2012年11月20日火曜日

心強い国語辞典

以前からずっと買おうと思っていた国語辞典を安く売っていたので購入した。

今回買ったのは、尚学図書・言語学研究所編、『国語大辞典』新装版、小学館、1991年。
この辞書には、これまでもよくお世話になっていた。院生の研究室、指導教授の研究室、読書会をやってた独文研究室にもあったし、先日支部会の会合で行ったドイツ語中央室にもおいてあった。読書会で訳文を作るときや、論文を書くとき、ほんとうにこういう表現を使って大丈夫か?と日本語の細かい語義や用例を調べる際に、いつも使っていた。

大学の研究室を使わなくなってからは、ネットで検索したり、電子辞書やわりと新し目のの学習国語辞典などを参照したし、それらを使って博論も書いたが、やっぱりあの辞書がないとなあ、といつも気にかかっていた。

国語辞典にかぎらず、辞書というのは新しいほうがいいものと一般的に言われているし、新しい単語や新しい用例が収録されている辞書は便利そうだ。でも、この『国語大辞典』は、その後現在に至るまで改訂されていないし、絶版になっている。おそらく収録語数を変えたりして別の形で刊行されてはいるのだろうが。

学習辞典や広辞苑にくらべるとずいぶん場所を取るし重たいが、いざというときになんでも載ってる辞書があるというのは、とても心強いものだ。